2010年02月11日

赤旗vs日刊ゲンダイ 小沢疑惑報道で「場外乱闘」(J-CASTニュース)

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる土地取引疑惑に関連する報道で、思わぬところで「場外乱闘」が起きている。大手新聞は小沢氏の不起訴決定後も、厳しい論調を続けているが、一貫して小沢氏擁護のキャンペーンを張っているのが夕刊紙「日刊ゲンダイ」。同紙は大手マスコミの報道姿勢を批判し続けており、小沢氏批判を続けている共産党にも、その矛先を向けた。これに対して共産党側は、「小沢氏批判」批判は「金権政治擁護に通じる」と猛反発しているのだ。

 連日、1面トップを含めて何ページも小沢幹事長関連の特集に割いている日刊ゲンダイは、2010年2月5日発行(2月6日付け)の紙面では、表紙を含めて約3ページ半にわたって、この問題を特集。

■「司法権力の片棒担ぎか」

  「シロでなく灰色だと未練タラタラの真っ黒自民と大マスコミの妄言」

  「暴走検察は何度同じ失敗を繰り返すのか」

  「検察の言いなりになる大新聞の権力ベッタリ」

といった8つの論点を提示し、検察、自民党、大手マスコミなどの批判を展開した。論点のうちのひとつが、

  「自民・石破政調会長や公明、共産は司法権力の片棒担ぎか」

と題したもので、共産党にも矛先を向けている。

 記事では、「今回、とくにおかしいのが共産党だ」と指摘した上で、ジャーナリストの大谷昭宏氏のコメントを紹介。大谷氏のコメントでは、国会が司法権力に対して歯止めをかける必要性があったことを強調した上で、

  「ところが共産党までが、戦前・戦中、特高警察に嫌というほど痛めつけられた歴史があるのに、自民党などと歩調を合わせ、検察権力の味方になっていた。非常に残念です。ガッカリした人が多いと思いますよ」

と共産党を批判。

 さらに記事は、第2次大戦中の言論弾圧事件「横浜事件」で無罪判決が出たばかりだということを引き合いに、

  「そんなタイミングなのに、共産党まで暴走検察にシッポを振っているようじゃあ、連中は永久に懲りないぞ」

と、いわば「捨て台詞」を吐くとも取れる形で結ばれている。

■「『日刊ゲンダイ』の主張は、非常識きわまりない」

 共産党は、普段与党批判は激しく行うものの、メディア批判は多くない。ところが、さすがにこの記事には我慢ならなかった様子で、翌2月6日に機関誌「しんぶん赤旗」が異例の反論記事を掲載した。

 記事は「金権政治を擁護するのか『検察の片棒担ぎ』の暴論」と題して、「疑惑を追及してきた日本共産党に対して『検察権力の片棒を担いできた』などと批判する議論が一部に出ています」と指摘した上で、前出の「日刊ゲンダイ」を名指しした。

 その上で、小沢氏の疑惑は

  「政治のあり方の根本、国民の税金の使い方に関わる大問題」

だとして、検察の捜査とは別に、「しんぶん赤旗」が疑惑を調査報道してきた実績を強調。その上で、

  「それを『検察の片棒担ぎ』と非難するような立場は、結局のところ、金権政治擁護に通じるものといわなければなりません。さらにいえば、戦前・戦中の日本共産党への弾圧と、金権腐敗の摘発・追及を同列に置くような『日刊ゲンダイ』などの主張は、非常識きわまりないものです」

と切り捨てた。

 日刊ゲンダイでは、現段階では「赤旗」側への反論記事を掲載している訳ではないが、2月9日(2月10日付)の紙面では、

  「単純過ぎる世論 この国で民主主義は無理だ」

と題して、「小沢幹事長は、辞任すべきが7割」という世論調査の結果を非難。世論にも批判の矛先を向けつつある。


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 大相撲の横綱・朝青龍が初場所中の1月16日、酒を飲んで男性を殴り、顔にけがをさせた問題で、男性との間で示談が成立したとする内容の書類が2月2日午後、朝青龍側から、警視庁麻布署に提出されたことがわかった。

 同庁幹部によると、示談の日付は1月29日付。書類には、男性の署名とともに被害届を出す意思がないことが明記され、男性と合意のうえで提出されたという。

 同署はこれまでに、朝青龍のマネジャーや運転手から事情を聞いているが、来週にも男性から話を聞く方針。朝青龍については、男性から事情を聞いた後、聴取するかどうか検討する。

 この問題では、1月16日午前4時頃、男性が東京都港区西麻布の路上で、近くで交通事故処理をしていた同署員に「(朝青龍に)殴られた」と訴え出て発覚。日本相撲協会も内部に調査委員会を設置して調査している。

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